ミャンマー国有鉄道への支援

                                               髙松重信
(一社)日本ミャンマー友好協会

ミャンマー連邦共和国の発展と市民生活の向上を図るためには、国内外の地政学及び地理的条件を勘案すれば、今後交通インフラの整備・拡張・近代化が急務です。この中でもその中核を占める鉄道の整備・拡充・近代化は大変に重要です。

従いまして、各国及び日本もミャンマーの要請により鉄道発展に協力しています。

ミャンマー国鉄などからの依頼により昨年よりONLINE(Zoom)なども使用し、ミャンマー鉄道改善・近代化に投入される新型鉄道車両の具現化へ当協会の一員として参加させて頂いています。

この近代的で世界レベルの新型車両が投入されると、ミャンマーの人々が使用していた従来の鉄道車両から一変し、安全で快適、且つ速度向上が目に見えて革新されます。

他方、ミャンマーの技術の飛躍にも貢献することが出来ます。この車両が投入され運行されると、ミャンマーの人々が大変に喜ばれることと想いながら協力させて頂いています。

詳細は諸般の事情で記述できませんが、大方の新投入される新型車両を紹介致します。

「ヤンゴン~マンダレー線に投入される新型車両のイメージ図」

 ●方式:将来の電化も視野に入れ、メンテナンスが容易なDEMU(Diesel Electric Multiple Unit=電気式気動車)

 エンジンで発電機を回し、そこで発生した電気で車両の駆動モーターを回転させ走行できる車両

 ●速度:設計最高速度110km/h  営業運転最高速度100km/h

   ヤンゴン~マンダレー間、現在の所用時間15時間を8時間で到達。表定速度=77.5km/h (620km/8h)

 ●主な装備品:ATP(自動列車停止装置)、エアーコンディション、防犯カメラ、エアークッションなど

御参考:ミャンマー鉄道の現状  「創業は1877年(明治10年)5月1日 ヤンゴン~ピー間」                   

2018年に於けるミャンマー鉄道の規模(2018年)

営業距離駅数職員数機関車数気動車数客車数貨車数
約6,000km960駅18,800人436両310両1,446両3,100両

但し、車両は帳簿上の在籍両数であり、実際の稼働数両は上表より少ない。


■お願い■

現在建設中のミャンマー鉄道インフラの最重要線区であるヤンゴン~マンダレー620kmの改善・近代化及び最大都市ヤンゴンの環状線の改善及び近代化の具体的な内容とヤンゴン都市鉄道(高架と地下鉄)計画などを「ミャンマーの希望の星(ミャンマー鉄道の近代化)」と題して記述しています。

ご希望の方は是非とも、「協会の活動欄」とその中の「ミャンマーの話題の欄」をクリックして参照下さるようにお願い致します。

下記からもご覧いただけます。

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