早朝から大雪の2月24日(月/振替休日)、(一社)日本ミャンマー友好協会・特別企画「魅惑的ミャンマー/講演と映画上映」を京都・真宗佛光寺派「本山佛光寺・寝殿ホール」にて12:00から16:00まで2部構成で開催しました。 当日は午前中に当協会関係者並びに佛光寺関係者数十名により準備を整え、定刻の12:00から受付を開始しました。動員数は72名で、年配者がやや多くみられたものの、中年や若者の参加者も見受けられ、皆さん3時間半のイベントを大いに楽しんで居られました。

<第1部>講演会「ミャンマーの歴史・文化と日本の関わり」12:30~13:30

講演者:都築治(ミャンマー名:アウンモー。当協会専務理事/経済産業大臣登録中小企業診断士/立命館大学文学部地理学科卒)
12:25、当協会理事で文化部会長の三井氏による開会の挨拶に続き、講演者の都築氏が登壇し12:30から講演開始。都築氏は最初ミャンマー語で自己紹介し、その後、スクリーンを使いながら自作のレジメに添って講演をされました。ミャンマーの地理と歴史、民俗と文化、大戦後の状況や経済事情、衣・食・住や言語、ミャンマー仏教、日本との関わりなど実体験を踏まえ、ミャンマーの魅力を多面的に情報発信されました。
<第2部>ミャンマー映画上映「あの世へ1.4キログラム」13:40~15:20

10分間の休憩を挟み、13:40から15:20まで、ミャンマー映画が上映されました。関西では滅多に観る事ができないミャンマー映画だけに参加者の皆さんは上映前から期待が高まっている様子で、大型スクリーンに映像が映し出されるとどよめきが起こりました。この映画は2009年制作で、主人公の猟師が獲物を追って森の奥深く入って行き、突然の事故で命を落とします。そして中有(ちゅうう=死んでから次の生を受けるまでの期間)をさ迷い、孫の得度式当日に遭遇して、その場で生有(しゅうう=それぞれの世界に生を受ける瞬間)を得て新しい世界へと旅立って行くという物語です。内容的には少し難解な部分もありましたが、ミャンマー仏教の教えを身をもって体現できた良い作品でした。

映画上映後はご希望の方にアンケートをご記入いただき、15:40に無事閉会となりました。関係者による後片付け後、16:00に解散となり、当イベントは無事成功裏に終了致しました。これも偏に今回のイベンに対し、ご支援ご協力を賜った本山佛光寺様並びに光明寺様のお陰だと、このページをお借りし厚く御礼申し上げます。(三井、岡:記)
