千野晧司元会長逝去

専務理事 都築 治

映画監督で当協会の会長を長く務められた千野晧司氏が、昨年暮12月8日老衰のため亡くなれました。享年91歳、17日で92歳になられるところでした。千野監督の代表作は日緬合作映画「血の絆で、2000年代初頭ミャンマー渡航が簡単でない時期、約15年掛かって同作品は完成しました。

池田正隆氏、田崎央氏に続いて、2007年当協会の代表に就任されました。旧軍人会員の高齢化にともなう会員減少と、ミャンマーバッシングが続く時代背景により、千野会長は協会運営に大変苦労され、最後は、2015年矢が尽きた感じで会長の座を退くこととなりました。この間当協会は混乱が続き、分裂騒ぎが起きました。

私の千野さんとの最大の思い出は、2013年1月30日ネーピードーの国会議事堂の大会場での「血の絆」上映です。各大臣、国会議員、政府関係者等約600人が鑑賞され、終了後はバンケットルームで盛大に晩餐会が催されました。

ミャンマーの国会議事堂内で、日本が関わるこのようなイベント開催は二度と不可能でしょう。

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